01日 9月 2018
渋谷にあります「パン・オ・スリーㇽ」にて、絵本の語りライブを開催致しました。イベントスペースがいっぱいになる満員御礼となりました。 今回選んだ作品は3作品。 パンにちなんだおはなし、 森にちなんだおななし、 そして、現在開催中のギャラリー展示「ロストワールド」にちなんだ恐竜のおはなし。 店頭に並ぶパンが視界に入り、パンの香りの漂う中、パンの絵本を、子供達も物語の世界に入り込んで聞いてくれました。 2冊目の森の絵本は、詩と絵がとても美しく、大人の方は、優しい気持ちで聴いてくださいました。 休憩中には、焼き立ての美味しいパンを頬張りながら、みんなで自己紹介。「美味しい~!!」とあっという間になくなってしまいました。 後半は、ギャラリー展示の恐竜たちをバックに、30分の長編の「恐竜」のお話を語りました。 絵を見せながら、また、絵のないところは、語りと表情で伝え、お客様1人1人が頭の中の想像力のスクリーンに映像を描きながら物語の世界を体感しました。 とても、切なく哀しいおはなしなのですが、なぜか、最後は心が温かくなります・草食動物のお母さんと、肉食動物の息子の、恐竜の親子のお話しでした。
18日 4月 2018
【おいしい語りとおいしいworkshop】 おひさまパンの絵本より 物語の語りとworkshopで一体何が出来るのか。。 色々考えました。 私が語っている舞台美術で子供たちの作品を飾る??とか。 でも、打ち合わせしていくうちに、親子の心の触れ合いがテーマだと感じました。 私の語りは、物語を通して、自分にとっての幸せは何なのか?毎日の忙しさの中で薄れてしまった大切な思い出と重ね合わせて、大切な人を思い出し、幸せにな今を過ごしてほしい。と願い語っています。 その中で、親子で大切な今を共有して欲しいと感じました。
20日 11月 2017
「モチモチの木」 冬の訪れを感じると、必ず読みたくなる日本を代表する作品です。 斎藤隆介さんの心温まるストーリーと滝平二郎さんの綺麗な版画。 一度、見たら忘れられません。 5歳の男の子が、たった一人の肉親である、じさまの為に 暗い夜道をたった一人で医者様を呼びにいくという 息子や孫を持つ家族は、特に共感を覚えるのではないでしょうか。 いつもは恥ずかしやで怖がりで、甘えてばかりの子供が 自分の大切な人のために懸命に頑張る姿に、 大切な家族を守りたい!助けたい!と思ったとき 人は思いもよらぬ力が湧いてくるのだと教えられました。 「やさしささえあれば、やらなきゃやらねえことは きっとやるもんだ」 思えば、家族が出来てから、私は成長できたことが多くありました。 子供にご飯をたべさせなくちゃ。お野菜も忘れずにと気にかけたり。 子供達に風邪をひかせてはいけないと、自分も体調管理を気を付けたり。 すぐに嫌なことは辞めていた事もありましたが、家族のために踏ん張れるようになりました。 家族が私を成長させてくれているのですね。
17日 10月 2017
「えんとつ町のぷぺる」 初めてこの本を手に取ったのは、ちょうど一年前。 本屋さんで見かけて「とても綺麗な絵だな」 と思ったのを覚えています。 これから、どんな物語が始まるのか、ワクワクしながらページを開きました。 「信じぬくんだ たとえ1人になっても」 キングコングの西野さんの作品と知ったのは、後になってからです。 絵本に込められたメッセージをブログにも掲載されていますが 自分の夢をあきらめずに持っていて、夢を語る人。 人と違うことをしている人は 誰しも、1度は人からの非難を受けたことがあるのではないでしょうか。 でも、自分を信じて前進しようと頑張っている人は同じ志を持つ仲間に出会うことができます。 そう、プペルとルビッチのように。 夢を追いかけるということは、とても孤独になる瞬間があります。 そんな時、仲間の応援が本当に有難く、心強いですよね。 そして、一緒に何かを成し遂げることが出来た時、 とても幸せな気持ちになります。 成功も勿論大切なことではありますが、その過程で、どんな人たちと出会ってきて、今、自分の周りにどんな人たちがが傍にいてくれているのか。 それが、宝物のように思えます
10日 10月 2017
2017年。「100万回生きたねこ」は出版40周年を迎えました。大人から子供まで世界中で愛されているこの作品の魅力は何なのか。 私が読んで感じたこと・・・ 「愛」 100万回生まれ変わっているねこは 何を求めて100万回も生まれ変わってきたのでしょうか。 それは、唯一無二の愛する「誰か」を探し求めていたのではないでしょうか。 いつか、きっと出会える運命のひとに。 今までだって飼い主に大切にしてもらえていたけれど、ねこは、自分が心から愛する誰かを心の底で探していたのではないでしょうか。 その感情は、きっと、私たちの心の底にも抱いている感情です。 悲しい結末? 私が初めて10代のころ読んだとき、悲しいお話しなのかな?って思っていました。そして、素敵なお話しだなと思いつつも、ぼんやりした輪郭しかわかりませんでした。 でも、結婚して、子供が生まれて、家族が出来て。その体験から、ねこは、大切なひとに出会えて、家族が出来てとても幸せだったのだなと実感できました。 大切なひとに出会えて、家族になり、添い遂げることができた。 会場には、温かい涙がこぼれました。